ハサミの使い方と言語表現

 最近、youtubeで東大の安富教授のとあるプレゼンを見た。それがとても興味深かった。

安富教授が言うには、「優秀さ」とは「記号操作に長けている」ということらしい。

話を聞いて、なるほどなーと納得してしまった。

と同時に、自分は記号操作が苦手だから、「優秀」ではないのだと改めて思ってしまった。うすうす「優秀」ではないなと分かっていたのだけど。

安富教授の「優秀さ」はたしかにある種の能力として大切だけれども、一方で愚かなる暴走という危険性を伴うという話はとても納得した。そして、ホッとした自分もいた。まだまだ学歴偏重である世の中は「優秀さ」を求め、それを他者に押し付けているようにも見える。これはとても恐ろしいことだ。

 

 本題に入ると、自分はなぜ言語表現が苦手なのかを考えてみたら分かってしまった。答えはシンプルだった。

経験が足りない。

ただそれだけだった。これは全てのことに対して言えることだと思う。例えば、大人は誰でもハサミを使って紙を切ることができる。でも、初めからそうではなかったはずだ。幼少期にハサミの使い方を誰かに教わったか、誰かが使っているのを見て真似してみたに違いない。そして、初めは上手く紙を切れなかっただろう。何度か繰り返すうちに、紙をハサミで切るということが当たり前になっていく。僕は昔から文章を書くことに苦手"意識"を持っていて、日記とか感想文などを学校で書かされることがあったけど嫌で嫌で仕方なかった。それで、文章を書く経験が乏しくなった。その結果なのだ。苦手"意識"を持ってしまい本当に苦手になってしまった。でも苦手というのも自分が決めつけているだけで、経験が足りてないということに尽きるのだろう。

僕に苦手なものはない!そう確信した。

苦手なのではなく、ただ経験値が低いだけなのだ。

 

こうやってブログという形で文章を書いてみているのだけれど、大した文字数でもないのにとても疲れる。。。これは文章を書くのが苦手なのではなく、慣れていないのだ。

本当に僕はまだまだ文章を書くことに慣れていないんだなあ。

慣れるように続けていこうっと。(^^)b